目次
参考動画
この記事の目的
常々私は序盤の15分がとても重要で、レーニングや、味方への有利の広げ方など細かいところに注目しろと言っています。
ただ今回は記事はそれとちょっと矛盾しているように思います。
ソロキューに対する考え方と最低条件。
ただ、lolというゲームはとてもカオティックなゲームです。自分はうまくやっていても味方が大きく負けてしまったり、ミスして相手にソロキルされることもあります。ですから不利な状況を背負ったときもきちんと状況を分析して勝ち筋を見つけることは非常に重要です。
私はソロキューについては以下のように考えています。
40パーセントのゲームは自動で勝ち、40パーセントのゲームは自動で前あとの20パーセントのゲームが自分でゲームの勝敗が変わってくるゲームです。
高レートのプレイヤーというのはこの20パーセントのゲームをほとんど勝てるからレートが上がり、低レートのプレイヤーというのはこの20パーセントが勝てないからレートが落ちていくと思っています。
当然この中には自分は負けていて味方は勝っているときもありますし、その逆の場合もあります。そのさまざま状況に対してメンタルを保ち適切な判断ができるかどうかが重要なのです。
まず大前提で次のことは心にとめておいてください。
サレンダーはするな。
とれはとても重要なことです。私はレートというのは集中してプレイをしていたら自然に上がるものだと思っています。すべての状況で最適な選択肢を探して実行することに意識を向けるべきです。
もしほぼ負ける状況であっても、どうやったら勝てるのか考えてプレイして、もし負けてlpを失ったとしても経験が蓄積されます。そこで何もせずに降参すれば、学ぶものはなにもありません。
ですから大前提として、サレンダーせず常に最善の選択肢を探して、いろいろ要素に目を向けて下さい。サレンダーをするかしないかは長期的見ると大きな差が生まれるので、意識しましょう。
それでは具体的にどのように負けている時に行動すればいいのかを解説していきたいと思います。
状況を分析しよう
負けていると言っても状況は様々です。低レートの人の特徴して負けている状況だからすぐ、脳死でファームだけしかしなくなったり、ティルトしたりします。
ですが、チャンピオンにはそれぞれ得意な状況や不得意な状況があります。1キルとられたとしても、良い状況であれば、ソロキルできることもありますし、ロームが得意なチャンプであればレーニングを拒否して、サイドレーンでゲームを作ることもできます。ですからまず今どのような状況なのか分けていきます。
1.対面との状況
まず対面との状況で4のシチュエーションに大きく分けます
①ガンクが来なければ1v1で勝つことができる。
②1v1は勝てないが、ガンクセットアップは可能で、jgが来れば勝つことができる。
③jgが来ても厳しいが、後半スケール能力で勝っている。
④タワー下でファームを食うことしかできず、ガンクセットアップも無理で、後半のスケールも良くないチャンプを使っている。
まず負けていると思ったときにはどの状況なのか考えて分析してみましょう。そうすれば自分が何をするべきなのかざっくりとわかってくるはずです。
2.状況を分析するための簡単な仕分け表
動画の中で以下の表を使って3つの質問で簡単に仕分けする方法を示しています。
①自分が勝っているか負けているか。
②スケーリングが相手よりいいのか。悪いのか。
③相手がロームが可能か、できないか。
この三つをゲーム中の時間があるときに考えてみましょう。そうすることで大きな方向性を見つけることができます。
それでは具体的に考えていきましょう。
具体例1フィズ
フィズを使っていて対面に負けて1v1はできず、相手はオリアナやヴィクターで自分よりもスケールは良いがロームが強くないチャンプである場合を考えてみましょう。その場合は以下のようにゲームを組み立てる方が良いでしょう。
1 csを犠牲にしても体力を維持する。
2 jgの位置を常に意識する。
3 ウェイブ自陣サイドにしておく。
4 どのタイミングで無理なくテンポをリセットできそうか考える。
5 どのようにプレイしたら、相手をベイトしてガンクをさすことができるか考える。
6 どちら側に体を寄せるべきか考える。2v2はこちらの方が有利なので、どうしたら2v2の少数戦を起こせるのか考える。
このようにチャンプの特性やjgの特徴を考えれば、jgのガンクをもらっていくらでもカムバックできます。
具体例2 カシオペア
今回はカシオペアを使っていて対面には勝ちましたが、サイドレーンが両方負けていて、jgの負けている状況だとします。
1 サイドレーンの状況に気を付ける。
botレーンが負けているのが、相手のサポートがいつやってくるか見ていないと、すぐにガンクされて死んでしまます。ですから、サイドレーンの状況には常に気を配る必要があります。
2.相手のjgの無駄にする方法を考えよう。
今回サイドレーンが負けているので、自分がただファームしているだけでは、チームが負けてしまいます。ですから相手のサイドレーンが寄ってこれないタイミングで、積極的にプレイして、相手のjgをmidに惹きつけるようなプレイをした方が良いでしょう。
3.ワード有効に使い、視界のある方に体を寄せる。
4. これまでの要素を考慮しながらどのウェイブ状況がベストか考えよう。
例えばサイドレーンが両方ともマップに移っている場合は、ワード置いてプッシュして、相手のjgが来るように仕向けたり、相手のサイドレーンが見えない場合は、フリーズウェイブを使って、対面のcsを奪っていく必要があります。
5.より良く負ける方法を考えよう。
相手が勝っている状況なので、相手が賞金を持っているはずです。ですからこの状況でキル交換ができたらこちらの有利になります。ですから自分が死んでも、味方が勝てるような状況を見つけて仕掛けていきましょう。
具体例3 ゾーイ
今回は1v1でも負けて、csを取るしかできず、スケールも相手の方が良くて、相手がローミングもできる最悪の状況を考えてみましょう。
この場合は以下ようにプレイすべきです。
実際にcapsのプレイ動画が参考動画の42:00からありますので興味があるかたは確認してください。
1 ウェイブコントロールを意識する。
例えば相手のjgが近くにいないことが分かっている場合は、スキルをウェイブに使ってレーンを拒否して味方を助けにいったり、味方jgが近くにいるときは、自陣サイドにウェイブをキープしてガンクできるウェイブに調整しましょう。
2 jgが近くにいるときは、ハードccを残してヘビートレードをする。
3 フラッシュタイマーを意識しながら、少数戦や、チームファイトができそうなタイミングを味方に伝えてチャンスを作ろう。
4.ゴールドや、サイドレーンの状況を見て適切なタイミングでリコールしよう。
5.相手をどのようにしたらベイトをできるか考えよう。
3.細かい具体的な要素を考慮しよう。
具体例のようにより細かい分析をするために以下の具体的な要素に目を向けてみましょう。
1 自分と対面、そしてお互いのjgのアイテムスパイクとレベルスパイクを考えよう。
2jgの育ち具合を見て、相手のjgのガンクの脅威、味方のガンクが刺さりそうか。また2v2の少数戦が起きた時に勝てそうか考えよう。
3 どのようなゲームペースがチームにとって望ましいのか考えよう。
例えばオリアナ+アムム vS ゼド+エリスのマッチアップを考えてみるとこの場合こちらはゆっくりをゲームを進めたい状況で、相手は序盤からキルを起こしていきたいマッチアップです。ですから序盤有利をとったとしても、それで強気にプレイするよりかは、安全にファームをしてグループして集団したほうが良いはずです。
逆にフィズ+レクサイ VS ゾーイ+シヴァーナ の場合は序盤ソロキルされてしまったとしても、レクサイのスタンと併せればキルポテンシャルはいくらでもありますし、そのためにハードトレードをしていった方が良いパターンです。
このようにどのようなゲームペースが望ましいのか考えてみましょう。
より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
自分の役割を分析しよう。
そして最後に今のゲーム状況における自分のチャンプの役割をより細かく分析してみましょう。
そのために以下の3つの要素を考慮する必要があります。
1チャンピオンアイデンティティ
チャンピオンアイデンティティとはそのチャンピオンの特徴のことを指します。1v1や少数戦が強いのか、集団戦が強いかなどです。この点について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
2マッチアップ
ぞれぞれのチャンピオンアイデンティを考慮してどのようにプレイすべきなのか考えましょう。
3ゲームの進行状況。
その上で、ゲームの進行状況を考えていきましょう。例えばバーストダメージの高いエリスや、レクサイのようなjgが育っていて味方のtopが勝っていれば、topのダイブや、リフトヘラルドを狙うのが良いでしょう。逆にbotが勝っていてシヴァーナやアムムのようなチャンプを使っていれば、bot最後が負けようにケアしながらドラゴンなどで、adcを守りながら集団戦をするのが良いでしょう。
このようにどこが勝っていて、どこが負けているのかで、得意な戦い方も変わってくるので、ゲームの進攻に合わせたプランを考えていきましょう。
まとめ
lolというゲームは逆転することが非常に難しいゲームです。ですから逆転するためにチャンピオンアイデンティティや、チームの勝利条件など、より詳しいゲームに対する知識が必要です。
しかし、より細かい情報を駆使すれば逆転することは可能です。また、最初に説明した簡単な分析をするだけでも、方針を立てられます。
負けたとしても思考停止せずに、集中力をきらさず勝ち筋に目を向けましょう。
今回は以上です。
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