今回はメンタルに関する話です。
最近NHKの「逆転人生」という番組で、もともと弱小チームだったラグビー日本代表を
強豪チームするのに大きく貢献したスポーツ心理学者の荒木香織さんという方が出演していました
その方は番組の中でチームスポーツのメンタルを向上させるための10箇条を話していました。
今回は同じチームスポーツと言ってもいいLOLにその内容を当てはめて、
正しいメンタルの状態を学んでいきましょう。
目次
参考資料


スポーツ心理学者が語るチームスポーツの10箇条
1.家族友人同僚などの有効な関係を重要視する
2.自分自身を理解する
3.現実的な目標を掲げた大儀を明確にする
4.成果やよかったことを確認する
5.グレーゾーンを受け入れる
6.大げさに反応することを止める
7.とにかく前向きにアクションを起こす
8.人生を長い目で見る
9.楽観的に物事をとらえる練習をする
10.気転を利かせる
それでは具体的に見ていきましょう。
家族友人同僚などの有効な関係を重要視する
これをLOLに当てはめれば同じチームになった味方との関係を重視しましょうということです。
LOLは5人対5人で対戦するゲームです。自分ひとりが育っても味方がうまくプレイできずに負けることがあります。
そんなときに味方のせいにしても意味はありません。
味方のプレイを非難せず、こうしたらもっとよかったんじゃないかとか、今のプレイを良かったとか友好な関係が築けるような努力をしましょう。
自分自身を理解する
これを当てはめれば使用するチャンピオンの特性や、チームの特性をちゃんと理解しましょうということです。
自分がtopでタンクを使っているのにキャリーチャンプのような動きをしようとしてしまうと上手く機能しません。
自分の使っているチャンプや自分が得意なロールや役割を理解して、自分に合ったプレイをしましょう。
現実的な目標を掲げて大義を明確にする
LOLにおける大義はネクサスを破壊することです。
良くKDAだけ良くて負けて味方を煽っている人を見かけますが、それは大儀からそれています。
むしろそれだけKDAが良いのに味方を勝たせてあげられなかったことを反省すべきです。
おそらく大儀とそれに合わせた的確な目標設定が出来ていないのだと思います。
特に中盤、終盤はオブジェクトファイトが重要なのに、関係ないタイミングでスキルを使ってキルをとって、
肝心なオブジェクトファイトではウルトやフラッシュがCDで活躍できないみたいな状況は本末転倒です。
しっかりとネクサスを破壊するという大義を明確にしましょう。
またチャンプにはそれぞれ有利なマッチアップや強い時間や弱い時間があります。
それを無視して無理にソロキルしに行こうとするのはリスキーで無謀な選択肢です。
そのチャンプや対面に合わせた現実的な目標設定をすることが重要です。
今は耐えてcs10差以内に抑えるとか、勝てる状況であればレーンで有利をつくりTP差をつけてTpを使用して味方を助けるとか
それぞれの状況にあわせて現実的な目標を設定をしましょう。
成果やよかったことを確認する
人は失敗したことや、人のミスに目が行きがちです。ミスばかりに目を奪われているとモチベーションが低下してしまいます。
そのため意識的に良かったとポイントとなぜ成功したのか確認するようにしましょう。
相手がフラッシュがないときに攻めたのが良かったとか、CCチェインがあっていてよかったとか、
正しいタイミングでロームできてよかったとか上手くいったポイントと理由を確認して次に活かしましょう。
グレーゾーンを受け入れる
人はいろんなことを良かったのか悪かったのか。善なのか悪なのか2極化して考えがちです。
しかしそれだと正しい認識が出来ない場合があります。
たとえばバロンスティールです。
相手のJGがCCにかかっていない状況でレベル差もなくスマイト勝負をした場合基本的には5部5部の勝負になります。
それなのに味方のjgがスマイト勝負で負けたことに関して完全に悪だと決めつけて非難する人がいます。
そういう5部5部の状況で負けるのは運ゲーなのでグレーゾーンとして受け入れましょう。
そういう場合はそもそも相手のjgにCCかけていなかったり、視界が十分に取れていなかったり、相手をゾーニング出来ていなくて、
スマイト勝負の運ゲーにしてしまったチーム全体の責任でもあります。
例えばスキルショットもよけるコツはありますが最終的には運ゲーです。
もしこのゲームに運要素が全くないのだとしたらshowmakerの勝率は100%のはずです。
どんなにうまいプレイヤーでスキルをすべてよけることはできないし、負けるときはあります。
そういうグレーゾーンもあるということを受け入れることで精神的に楽になれて安定した状態でプレーできます。
またどうすれば運ゲーを避けられたのか、建設的に考えるようにしましょう。
大げさに反応することを止める
ちょっとしたことでキレたり、tiltしてAFKしたりする人がいます。
しかし、そうやって大げさに反応していると安定したプレイはできません。
先ほどにも出ましたが、ネクサスを破壊するという大義を明確にして、
ちょっとしたミスで動揺したり、落胆したり、味方に怒ったりするのはやめましょう。
今できることを考えて冷静にプレイしたほうが勝利に貢献できます。
とにかく前向きにアクションを起こす
味方を非難したり後ろ向きな発言をしてもありません。
今できることを認識して前向きにプレイしていきましょう。
出来ないことや失敗することなど、マイナス面に着目するよりも
出来ること、成功したことに着目するようにしましょう。
そうすることで前向きにプレイすることができます。
人生を長い目で見る
LOLで考えてみると2つのことが言えると思います。
ますは1試合を長い目で見るということです。
序盤負けたとしてもLOLは逆転する手段はたくさんあります。
特にレイトゲームチャンプを使っている場合は長い目で試合を見る必要があります。
序盤大きなレベルさやゴールドを付けられなければ、多少ドラゴンやリフトヘラルドを取られても
基本に忠実にプレイすれば無理しなくても勝てます。
ネクサスが破壊されるまでが1試合なので、
チャンピオンや構成に合わせて長い目でみてゲームの組み立てを行いましょう。
もう一つは、1試合ごとの勝敗にあまりこだわる必要がないということです。
ちゃんとLOL上達していけば自然にレートは上がっていきます。
OPチャンプやメタに踊らされずに長い目で見てLOLを上達していきましょう。
チャンプやアイテムはパッチごとに調整されるため、そこまで気にする必要ありません。
しっかりLOLの基本的な戦い方やスキル当て方、ワードの置き方のなど
基本を身に着けて着実に上達していけば自然とレートは上がります。
そういう気持ちでやったほうが安定してプレイできます。
楽観的に物事をとらえる練習をする
人は遺伝子上ネガティブになるように設計されています。
それは氷河期や食糧難だった時代に生き残るために身に着けた人類の知恵です。
しかし、それは現代のお互いに協力してなにかを達成するという状況では不利に働いてしまいがちです。
楽観的に物事をとらえ、ちょっとした不運や、ミスプレイは気しないようにできることに着目するように意識的にプレイしましょう。
気転を利かせる
人は一度自分が正しいと思ったことをなかなか曲げることができません。
しかし本当に自分が正しいと思ったことが正しいかどうかは分かりません。
柔軟に物事をとらえて違う勝ち方がないか常に考えましょう。
例えばLOLでは集団戦で勝つだけが、勝利条件ではありません。
フィオラやトリンダメアなどのチャンプであれば集団戦を一度をしなくても、
一人でずっとサイドレーンをプッシュして、相手が甘えたらそのままネクサスまで破壊することができます。
また集団戦においても相手のADCにCCをかけることだけがタンクの役割ではありません。
場合によってはイニシエートはせずに味方のMIDやADCのピールに徹したほうが勝てる場合もあります。
固定観念を捨てていろいろな勝ち筋を模索することで上達が早くなります。
そのほかLOL以外の分野からLOLを分析してみたシリーズ
1経済学
2格闘ゲーム
本サイトの基本方針
まとめ
よくLOLのマッチング画面で味方を非難すると勝率が下がります。と出てきますが
プロのスポーツ心理学者の目から見ても同じ意見のようです。
前向きで柔軟な姿勢が最も上達しやすい姿勢のように感じました。
正しいメンタルでプレイして目先に捕らわれず着実に上達していきましょう。
今回は以上です。
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