ミクロを改善する方法 テザリングとクリック精度と速度の重要性

目次

参考動画

How To Improve Your Micro & Tethering – Importance Of Clicking Accuracy + Speed For Mid Lane

テザリングとは何か

テザリングとは言葉の意味で言えば相手や自分の射程の最大レンジぎりぎり出たり入ったりすること。

もう少し抽象的にいうなら自分が得意な射程を維持し戦うためのテクニック言えるでしょう。

テザリングを支える4つの要素

1クリックの正確性 

2クリックの速さ 

3クリックの量 

4射程を正確に把握すること

例えばオリアナvsアニーのマッチアップを考えてみましょう。

オリアナのqの射程は815+125で930です。

アニーのqの射程は625です。

そうなるとオリアナは900から700の射程をキープすることでqがクールダウンでない限り一方的にハラスできる射程をキープできます。

テザリングの二つの目的

一つは自分のスキルがあたる間合いをキープすること。

もう一つは相手のスキルが当たらない射程をキープすること。

実際にこの二つの同時にすることになるので、スキルのクールダウンだったり、大量指定スキルでなければ、横にドッチしたりなどもっと複雑になってきます。

なぜテザリングが重要なのか

1相手のスキルをベイトする。

例えば先ほどのオリアナvsアニーのマッチアップで考えればオリアナが一方的な射程の有利があります。

しかしオリアナのqをよけてcd中はどうでしょうか。逆にオリアナはAAの550の射程が最大レンジになり、アニーのqの方が長くなります。

ですから相手のスキルの射程ギリギリを動いて相手のスキルを誘うことで有利なタイミングを作ることができます。

2相手のマナを無駄に使わせる。

例えばアカリであれば、マナがありません。ですからシンドラのようなマナありチャンプのスキルをドッジしてマナを無駄に使わせることでリソースのアドバンテージを得ることができます。

3相手が自分の間合いに入ろうしたときに素早く対応できる。

例えばフィズやカタリナであれば、相手のスキルショットをスキルでよけてトレードをする動きが非常に重要です。ですからテザリングを行い自分がブリンクできる間合いをキープすることで相手のスキルをベイトしたり、相手が前に出すぎたら、トレードのチャンスになります。

4スキルショットを一方的に当てる

相手にスキルショットを当てたり、オートアタックを効率良くいれること有利にレーニングを進めることができます。 レンジチャンプではこういう小さな有利が最終的な大きな差になるので意識しましょう。

5レンジの不利を軽減する

レンジ差の厳しいマッチアップを耐える上で、相手のAA射程やスキル射程を意識してのテザリングが有効です。

6相手がCSをとりづらくなる。

正しくテザリングをすることで相手にプレッシャーを与えることができるので、相手がcsを取りづらくなります。

7相手がプレッシャーを受けてミスプレイしやすくなる。

相手がイラついて、勝手にミスプレイをしてくれるようになります(笑) 実際によくあります。

テザリングやミクロによって実際にチャンピオンの相性だけではない大きな差が生み出せることを理解しましょう。

ただしミクロは全てではありません。例えばdopaなどはミクロでいったらkrチャレの中では優れたほうではありません。その代わりに経験や、ゲームの理解などで特に優れています。あくまでミクロは一つの要素だということです。

それでは実際にフェイカーのプレイを見てみましょう。

具体例1 フェイカー アカリvs シンドラ

動画の12:00~を実際み見るとより理解しやすくなるでしょう。

フェイカーはメレーを触るときにフリートフットワークのMSを上昇を使って、シンドラのqとアカリqでは大きなレンジ差があるのに大きなプレッシャーをかけています。これによってシンドラは自由にqを打てません。

また相手のスキルをドッジした後、相手のAA射程を把握してシンドラのAAを受ける回数を非常にうまく減らしています。

それによりシンドラはマナを無駄に使うことになり、先にウェイブをプッシュして先に動けるタイミングを獲得しました。

そのあとも続けてみてみましょう。

ここで注目してみてほしいのはフェイカーのクリックスピードの速さとクリックしている箇所の狭さです。

自分の使っているチャンプの近くをクリックすることで非常に細かく動いているのでシンドラは非常にスキルを当てづらくストレスを感じているでしょう。最終的にシンドラのスキルをかわしてトレードで大きな有利を獲得しました。

これがミクロによってもたらされる利益です。

具体例2 knightアカリ vs capsルシアン

20:00~

knightのアカリはルシアンのAAの射程を把握しているので、序盤レベル3になるまで非常に厳しいマッチアップですが、ハラスを最小限にとどめています。このようにミクロがよくクリックが正確で素早いと、レンジ的な不利を背負っていて上手くレーニングをして、レベル3、レベル6以降の強くなるタイミングにチャンスを作ることができます。

具体例3 シンドラ vs アニー

23:00~

今回は私のクリップです。今回は私のクリックはナイトやフェイカーに比べれば少し荒いですが、アニーのウルト射程を理解しているので、アニーのウルトを無駄に使わせることに成功しました。

ただここで見てほしいのはナイトやフェイカーのクリックスピードや、正確性には劣るということです。

具体例4 オリアナvs リサンドラ オリアナ vs アカリ

28:00~

これはレンジが長い側がレンジが短いチャンプに対する戦い方の良い例です。

ここでリサンドラのqをかわしながら射程の差を活かしてqを当てます。

また相手がAAでcsを取るタイミングで一発AAを入れます。オリアナなどのレンジの長いチャンプでは、このような細かい有利、細かい勝利を積み重ねることが重要なので意識しておくと良いでしょう。

そのあとのオリアナVSアカリの例もレンジ差を活かすこと、また今回は相手とミクロの差があり、相手のクリックが雑だと簡単にスキル差を活かせることが分かる良い例です。先ほどのナイトやフェイカーのアカリと比べてみてください。

AA射程細かくクリックすることの重要性。

AA相手にクリックしに行くときに注意すべきポイントがあります。

それはなるべくAAをしに行く直前まで、自分の足元をクリックしたほうが良いということです。

なぜならAAをしに相手をクリックすると、相手にAAが届く距離まで自動で直線的近づきます。

この場合相手からすると動きが読みやすいので、相手は下がってAA射程外にテザリングしたり、逆が前に出てきたときに近づきすぎてしまう現象が起きます。

そのため、相手のAAを入れるときは直前まで自分の足元をクリックして置くようにしましょう。

またAAができない時クールダウンの時に相手をクリックしていると、AA射程よりも余計に近づく現象もあるので、注意しましょう。

テザリングとミクロを改善する方法

テザリングとミクロは別の概念なのでもう一度二つを分けて説明したいと思います。

テザリングとは

AA射程やスキルの射程の知識と、クリックのスピードと正確性を組み合わせてするものなので、

単純なミクロとは区別してください。ミクロとはここではあくまでクリックのスピードや、正確性をしめすものと考えてください。

1ミクロを改善する方法。

A.ムンドドッチボールゲームなど、ミクロを改善するエクササイズをやってみよう。

B.メカニクスが高いknightや、showmaker、fakerなどのリプレイを、ミクロの視点だけで見てみよう。

これをするためにはLOLクライアントのリプレイ機能だと、プレイヤーのクリック位置は見えないので、各プロプレイヤーや、高レートのプレイヤーの配信などを見て、実際のクリックしている位置や、クリックしている回数やスピードを確認してみよう。

dopaなどのマクロ型のプレイヤーはミクロを改善するには向きません。

C.lolドッジゲームなどのミニゲームや、aimbooster.comなどのクリック精度を高めるゲームなどをプレイしてみよう。

d.サブアカウントや、ノーマルゲームでミクロだけを意識したプレイをしてみよう。

この場合マクロや、マップは全く気にせず、ミクロだけに集中してプレイしてみてください。

そうすることで自分のミクロに関する課題や、逆に良いところが見つかると思います。

またこれもlolのクライアントのリプレイでは見れないので、obsで録画するなどしましょう。

2テザリングを改善する方法

Aミクロに加えてチャンピオンの特性を理解する

テザリングを改善するには、ミクロに加えて、チャンピオンの射程や、お互いのスキルのマッチアップなど、チャンピオンの対する理解が必要になります。

Bスキルショットチャンプで練習する

また、テザリングを意識してプレイするには、オリアナやシンドラ、アカリ、ゾーイ、ゼド等スキルショット中心のチャンプをプレイするといいでしょう。

テザリングの能力を高めたいのであれば、アニーや、マルザハールのようなシンプルで大量指定がメインスキルのチャンプでは身に付きづらいです。

注意事項

・シンプルなチャンプばかり使っている身に付きづらい。

ガリオやマルザハールやアニーやたかやスペシャルさんやマルチャレさんをディスっているわけではありませんが、こういうチャンプばかりを使っているとミクロやテザリングは成長しにくいので、ミクロを成長させたい場合はスキルショットチャンプを練習しましょう。

・ミクロは筋肉と一緒ですぐに衰えます。

ミクロは筋肉と一緒で練習しなくなったらすぐに衰えてしまうことがあります。ですからずっと練習しろとは言いませんが、ある程度2週間や1か月など、継続的に意識して取り組む必要があります。

・手首の故障には気を付けてください。

実際この動画の製作者であるcoach circhis氏も手首を故障してプロを引退してコーチになったそうです。

もし怪我をしないためのマウスの持ち方など、知りたい場合はゲーミング整体の記事を見てみると良いかもしれません。

マウスとキーボードを操作する上での重要な姿勢について書いた記事はこちら

まだ記事にはしていませんが、手首が故障しづらいマウスの持ち方や操作の仕方など質問があるかたは、ツイッターやtwichなどで質問してください。

まとめ

ミクロを鍛えたうえでチャンプの使い方をマスターしたいという方はこちらの記事をどうぞ

今回は以上です。

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